大阪市立美術館に行ってきました。
前のブログで紹介しました「佐伯祐三」展です。
没後80年記念 佐伯祐三展 -パリで夭逝した天才画家の道-
大阪市立美術館 2008年9月9日(火)~10月19日(日)
天王寺の有名な通天閣がちょっとだけ見えます。
あいにくの雨でしたが、ここ天王寺は最近動物園がちょっと面白いということで動物園人気が高まっているところです。
佐伯祐三の初期から亡くなる直前まで、数々の作品を一度に観れて、幸せな気分に浸ることが出来ました。
佐伯はちなみにこの天王寺から北上して梅田のすぐ隣、中津というところで生まれて今をときめく橋下大阪府知事と同じく北野高校に通い東京芸術大学へと進みます。
フランスに渡った佐伯に当時の絵画の巨匠「ヴラマンク」が「アカデミック!!!」
と一喝して、徹底的に怒ったというのは有名な話ですが、当のヴラマンクの影響、ユトリロの影響などを受けながら、彼独自のモチーフと画風を得ました。
作品の特徴ですが「壁とビラ」そして「屋外制作」です。
彼の作品は屋外の制作にこだわり、パリの通りや建物、そして壁やビラが数多く描かれています。
そのせいで、一度日本に帰国しますが、結局「日本の風景画は僕の描きたいものでない!」と再びパリに戻ります。
・・・佐伯はビラと表現しましたが、今風に言えばポスターでしょうか。
徹底的に戸外制作にこだわり、パリの裏町の古びた建物の壁、そしてそこに書かれた文字や、
貼られたポスターを含めて、ダイナミックに描く、彼独特の画風を完成させるに至るのです。
ちょうど30歳という若さで亡くなった佐伯の筆使いや吐息が、絵画を通じて伝わってきます。
あと、佐伯には小さな娘がいましたがその作品も展示しておりました、悲しいことに佐伯が亡くなってすぐにこの小さな娘も亡くなってしまうのですが・・・・。
仕事で付き合いのある知り合いの方はこの佐伯のパリの作品を
「パリの落書きシリーズ」と呼んでいます(笑)。確かに落書きっぽいといえばそうなんですが。
芸術は感性、大阪の方はジョークがお好きです。



